日焼け止めは毎日塗っているのに、目の日焼け対策まで考えたことはありますか?
夏の外出のあと、目が赤い・ゴロゴロする・やけにまぶしい――。
そんな経験がある方は、知らないうちに「目が日焼け」しているかもしれません。
そして紫外線は、その日の不快感だけでは終わりません。
長い年月をかけて少しずつ蓄積し、白内障や翼状片(よくじょうへん)といった目の病気につながることがわかっています。
大阪市平野区・喜連で眼科診療を行うつじおか眼科が、夏の紫外線が目に与える影響と、今日からできる対策についてわかりやすく解説します。
こんな症状、夏になると増えていませんか?
まずは、ご自身に当てはまるものがないかチェックしてみてください。
- 外出したあと、夕方から夜にかけて目がゴロゴロ痛む
- 白目が赤く充血していることが増えた
- 以前より光をまぶしく感じるようになった
- 涙が止まらない、目を開けているのがつらい日がある
- 白目の一部が黄色っぽく盛り上がってきた気がする
- 黒目のふちに、白目の膜が入り込んできているように見える
ひとつでも当てはまる方は、紫外線による目のダメージが関係している可能性があります。
実は「目も日焼けする」って知っていましたか?
紫外線は肌だけでなく、目にも直接届いています
肌が日焼けするのと同じように、目の表面も紫外線を浴びています。
目に入った紫外線は、まず角膜(かくまく=黒目の表面)と結膜(けつまく=白目の部分)で吸収され、その一部は水晶体(すいしょうたい=カメラのレンズにあたる部分)にまで届きます。
肌のように黒くなるわけではないため気づきにくいのですが、目は毎日、確実に紫外線のダメージを受け続けているのです。
8月はまだまだ紫外線量の多い時期です
紫外線量は5月頃から急に増え、7〜8月にピークを迎えます。
「もうお盆を過ぎたから大丈夫」と油断しがちですが、9月に入っても紫外線量は春先より多い水準が続くといわれています。
夏のあいだだけでなく、秋口まで対策を続けることが大切です。
見落としがちな3つの落とし穴
- 曇りの日も油断できない…薄曇りでも晴天時の6〜8割程度の紫外線が地上に届くといわれています
- 朝夕こそ目には要注意…紫外線が最も強いのは日中ですが、太陽の位置が低い朝や夕方は、光が横から目に入りやすくなります
- 地面からの照り返し…アスファルトで約10%、砂浜では10〜25%程度が反射するといわれ、帽子だけでは防ぎきれません

紫外線が引き起こす目のトラブル
紫外線による目への影響は、「すぐに現れるもの」と「何十年もかけて蓄積するもの」の2つに分けられます。
【すぐに現れる】紫外線角膜炎(しがいせんかくまくえん)
強い紫外線を浴びると、黒目の表面である角膜に細かい傷ができ、炎症を起こすことがあります。
スキー場で起こる「雪目(ゆきめ)」や、溶接作業による「電気性眼炎」と同じもので、海・プール・炎天下のスポーツ観戦でも起こりえます。
特徴的なのは、浴びた直後ではなく、数時間から半日ほど経ってから症状が出ることです。
- 強い目の痛み・ゴロゴロした異物感
- 充血、涙が止まらない
- まぶしくて目を開けていられない
多くは1〜2日で自然に回復しますが、市販の目薬で自己判断せず、眼科を受診することをおすすめします。
似た症状は角膜炎や角膜の傷でも起こるため、正しい診断が大切です。
【積み重なって現れる①】白内障
白内障は、目の中でレンズの役割をする水晶体が白く濁ってくる病気です。
加齢が最大の原因ですが、長年にわたって浴びた紫外線の蓄積も、発症や進行に関わっていると考えられています。
視界がかすむ、光がまぶしい、メガネを変えても見えにくいといった症状が出てきたら、白内障のサインかもしれません。
▶ 「まぶしい」症状について詳しくはこちら
【積み重なって現れる②】翼状片(よくじょうへん)
翼状片は、白目の組織が黒目に向かって三角形に伸びてくる病気です。
屋外での仕事やスポーツが多い方に起こりやすく、紫外線との関連が指摘されています。
初期は見た目の変化と軽い充血程度ですが、進行すると乱視が強くなったり、瞳にかかって視力が低下したりすることがあります。
「白目が黒目に入り込んできた気がする」と感じたら、早めにご相談ください。
【積み重なって現れる③】瞼裂斑(けんれつはん)
白目の一部が黄色っぽく盛り上がる変化で、黒目の左右(鼻側・耳側)にできやすいのが特徴です。
それ自体が視力に影響することは多くありませんが、炎症を起こすと充血や異物感の原因になります。
▶ 目の充血が気になる方はこちら
ドライアイの症状を悪化させることも
夏はエアコンの風や冷房による乾燥で、ドライアイの症状が出やすい季節でもあります。
涙の層が不安定になると目の表面を守るバリアが弱まり、紫外線によるダメージを受けやすい状態になります。
「夏になると目がつらい」という方は、紫外線と乾燥の両方から目を守る意識を持つことが大切です。
今日からできる、目の紫外線対策
サングラスは「色の濃さ」より「UVカット率」で選ぶ
ここが最も誤解されやすいポイントです。
色が濃いサングラス=紫外線を防げる、ではありません。
むしろ、UVカット機能のない濃い色のレンズは要注意です。
レンズが暗いと目に入る光の量が減るため瞳孔(どうこう)が大きく開き、結果としてより多くの紫外線を目の奥に取り込んでしまうおそれがあるのです。
選ぶときは、以下を確認してください。
- 「UV400」または「紫外線透過率1.0%以下」の表示があるもの
- レンズの色は薄めでもかまわない(UVカット機能があれば効果は得られます)
- 顔にフィットし、横からの光もカットできる大きめの形状
帽子・日傘との併用で効果が高まります
つばの広い帽子をかぶるだけでも、目に入る紫外線をある程度減らせるといわれています。
ただし帽子は上からの光には強い一方、地面からの照り返しには弱いという弱点があります。
サングラスと組み合わせることで、上下からの紫外線をしっかりカットできます。
メガネ・コンタクトレンズのUVカット機能を活用する
普段メガネをかけている方は、レンズにUVカット加工を追加できる場合があります。
また、UVカット機能付きのコンタクトレンズもありますが、こちらは黒目を覆う範囲しか守れないため、サングラスとの併用がおすすめです。
時間帯と場所を意識する
- 紫外線が強い午前10時〜午後2時ごろの長時間の外出は控えめに
- 海・プール・スポーツ観戦など反射の強い場所では必ずサングラスを
- 朝夕の通勤・散歩でも、太陽を正面に見る方向では対策を
お子さまの目こそ、守ってあげてください
一生のうちに浴びる紫外線の多くは、子どもから若い時期に集中するといわれています。
屋外での活動時間が長く、瞳も大きいため、大人より紫外線の影響を受けやすいと考えられます。
帽子をかぶる習慣をつけるだけでも、将来の目を守ることにつながります。

こんなときは、早めに眼科へ
次のような症状がある場合は、自己判断で様子を見ず、眼科の受診をおすすめします。
- 強い日差しを浴びたあと、目の痛みや充血が半日以上続く
- まぶしさが以前より明らかに強くなった
- 白目から黒目に向かって、膜のようなものが伸びてきた
- 視界がかすむ、二重に見える
- 市販の目薬を使っても症状が改善しない
特にまぶしさやかすみは、白内障の初期症状と重なります。
「夏の疲れ目だろう」と思っていた症状が、実は治療が必要な状態だったというケースは少なくありません。
▶ 見えにくさが気になる方はこちら
つじおか眼科の白内障・目の表面の診療
当院では、日本眼科学会認定 眼科専門医である院長・副院長が、検査から診断・治療までを担当しています。
まずは正確な検査から
紫外線による目のトラブルは、見た目が似ていても原因はさまざまです。
細隙灯顕微鏡(さいげきとうけんびきょう)による目の表面の観察や、視力・眼圧検査などを組み合わせ、症状の原因を正確に見きわめることから診療を始めます。
白内障は日帰り手術に対応しています
白内障が進行し、日常生活に支障が出てきた場合には手術を検討します。
当院では日帰り手術に対応しており、入院せずに白内障手術を受けていただくことが可能です。
手術の精度を高める機器VERIONを導入し、患者さま一人ひとりの目に合わせた治療をご提供しています。
視能訓練士を含むチーム医療
院長・副院長の眼科専門医を中心に、視能訓練士を含む専門スタッフがチームで診療にあたっています。
検査から治療、その後のフォローアップまで一貫した体制で、患者さまの目の健康をサポートいたします。
大阪市平野区・喜連で目の紫外線トラブルの診療をお探しの方へ

つじおか眼科は、大阪メトロ谷町線・平野駅から徒歩9分でアクセスしやすい場所にあり、駐車場も完備しています。
平野区内はもちろん、東住吉区や八尾市、松原市からも通院しやすい立地です。
夏の日差しを浴びたあとの目の違和感やまぶしさ、白目の変化が気になる方は、お気軽にご相談ください。
日本眼科学会認定 眼科専門医が、あなたの症状に合わせた診療をご提供いたします。
医療法人志成会 つじおか眼科
〒547-0027 大阪市平野区喜連1-1-11
TEL:06-6701-1101


