白内障手術について

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白内障手術

白内障について

白内障とは

目をカメラに例えると、カメラのレンズに相当するのが水晶体です。その水晶体が濁った状態になるのが白内障です。

白内障とは

<主な症状>

  • 視界が全体的にかすむ
  • 視力が低下する
  • 光をまぶしく感じる
  • 暗いときと明るいときで見え方が違うなど
白内障手術とは
白内障手術とは

白内障が原因で生じている症状や視力を改善させるためには手術が必要です。

《手術を受ける時期の目安》

  • 老眼鏡をかけても新聞が読みにくく感じる
  • 眼鏡が合わなくなり新しくしたが、あまり見え方が変わらない
  • 車の運転が不安
  • 趣味(ゴルフなど)のときに不安を感じる
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どの程度不便さを感じているかやご事情など(免許更新 等)を踏まえて患者様と相談しながら手術の時期を決め、白内障手術を行っています。
現在、白内障の手術は主に、濁った水晶体を超音波で砕いて取り出し(超音波水晶体乳化吸引術)、眼内レンズを入れるという方法で行われています。白内障が進行して、核が固くなっている場合は、水晶体の核を丸ごと取り出すこともあります(水晶体嚢外摘出術)

手術までの流れ(注意点など)

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問診

患者さまの眼の状態やお体の健康状態についてお伺いします。

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精密検査

白内障の有無、症状の進行具合など確認します。白内障手術でご紹介の患者様は手術日を決定します。

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術前精密検査

手術に必要な精密検査を行います。
当院初診の患者様はこの時点で手術日を決定します。

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眼内レンズの決定

移植する眼内レンズの決定、最終確認を行います。

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点眼

手術日の3日前から抗菌の目薬をさします。

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手術

手術は片眼10~15分ほどで終了します。
(白内障の進行具合によって時間は変動します)

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帰宅

手術後、体調が落ち着きましたら、お付き添いの方と一緒に帰宅していただきます。

注意点

日帰り手術は、術後の注意点を守ってさえいれば比較的自由に日常生活をすることができます。しかし、目の中の手術である以上、感染症など術後合併症が起こる可能性は0ではありません。手術前にスタッフより説明をしておりますので順守して下さるようお願いいたします。

  • 入浴手術当日は入浴できません。翌日からは首から下の入浴は可能です。
  • 洗髪・洗眼手術後3日目までは、直接目に水が入るような洗髪・洗眼はお控えください。その間は、美容院での洗髪や蒸しタオルで顔を拭くようお勧めします。数日の診察で問題なければ、洗髪・洗顔ができるようになります。
  • お化粧アイシャドウ・アイライン・マスカラ等の目の周りの化粧は感染の誘引となりますので3日間はお控えください。
    手術翌日から、眼の周りはさけ、ファンデーション・眉のお化粧はできます。
  • TV・読書手術当日から可能ですが、目が疲れない程度にしてください。
  • 飲酒術後3日間はアルコールをお控えください。
  • 仕事デスクワークなどのお仕事は手術翌日から問題はありません。目に力が入るような力仕事や作業などは術後4日程度お控えください。
  • 運動ウォーキングは翌日から可能です。ジム、筋トレ、ゴルフ、テニス、ヨガは手術後4日程度はおやめください。プールは術後1か月程度はお控えください。

眼内レンズ(単焦点眼内レンズ、乱視度数加入付き眼内レンズ、多焦点眼内レンズ)の説明

単焦点眼内レンズ

従来よりある眼内レンズです。遠方(~5m程度)、中間視(1~2m程度)、近方(~50cm程度)のいずれかにピントが合うようになります。どの距離にピントが合うレンズが最も最適かは、元々のピントの合っている距離やその方のライフスタイルによって異なります。術後は眼内レンズのピントの合う距離以外はメガネが必要となります。

多焦点眼内レンズ
多焦点眼内レンズ

眼内レンズは「単焦点眼内レンズ」と「多焦点眼内レンズ」の2種類あります。
白内障手術では一般的に単焦点レンズの眼内レンズを使用します。
単焦点眼内レンズは、ピントの合う点が1点のみになるため、遠方の見え方を重視すると近方はピントが合わないために老眼鏡が必要になります。
逆に近方の見え方を重視すると、遠くを見るときには近視用のメガネが必要になります。この欠点を補い、できるだけメガネを使いたくないというニーズに応えるために登場したのが多焦点眼内レンズ(混合診療)です。

乱視度数加入付き眼内レンズ(トーリックレンズ)
乱視度数加入付き眼内レンズ(トーリックレンズ)

主に角膜乱視を水晶体位置で矯正することを目的として設計されたレンズです。
手術前に測定した角膜乱視の度数や角度(軸)に合わせた眼内レンズを挿入することで、術後の乱視を軽減します。当院では角膜乱視の強い患者様に対しては積極的に乱視矯正眼内レンズを挿入しております。乱視矯正眼内レンズは通常の保険診療ですので、手術費用は従来の白内障手術と変わりません。円錐角膜などの高度な角膜不正乱視の方には適応とならないこともあります。

多焦点乱視度数加入付き眼内レンズ(多焦点トーリックレンズ)
多焦点乱視度数加入付き眼内レンズ(多焦点トーリックレンズ)

多焦点眼内レンズにさらに乱視軽減効果を付与した高機能レンズです。多焦点眼内レンズ挿入後の見え方は、 乱視の有無に影響を受けやすい為、乱視をなるべく減らした方がよいとされています。当院で扱う多焦点眼内レンズには 2焦点眼内レンズ(遠方、中間)及び焦点深度拡張型眼内レンズ、3焦点眼内レンズ(遠方、中間、近方)があります。
詳しくは、多焦点レンズについての項目をご参照ください。

費用について

単焦点眼内レンズ及び乱視度数加入付き眼内レンズ(トーリックレンズ)については、通常の健康保険の適応範囲です。多焦点眼内レンズについては、混合診療となりますが、当院は厚生労働省の定める選定療養認定施設です。 従来の白内障手術に相当する部分については、生命保険に加入されている方は給付を受けることが可能になります。 詳細は医師・スタッフにお尋ねください。

手術実績

単位:眼 合 計 白内障手術
(多焦点眼内レンズ含む)
網膜硝子体手術 その他手術
(翼状片、眼瞼手術など)
硝子体注射
(テノン嚢下注射含む)
網膜光凝固術 YAGレーザー
後発白内障手術
2024年 632 360 25 18 153 17 59
2023年 613 341 17 3 150 24 78
2022年 664 391 25 2 161 26 59
2021年 766 415 19 3 203 54 72
2020年 688 373 19 7 145 68 76
2019年 918 486 38 29 176 70 119
2018年 958 487 44 12 166 76 173

※表は左右にスクロールして確認することができます。

合 計
2023年 613
2022年 664
2021年 766
2020年 688
2019年 918
2018年 958
白内障手術
(多焦点眼内レンズ含む)
2023年 341
2022年 391
2021年 415
2020年 373
2019年 486
2018年 487
網膜硝子体手術
2023年 17
2022年 25
2021年 19
2020年 19
2019年 38
2018年 44
その他手術
(翼状片、眼瞼手術など)
2023年 3
2022年 2
2021年 3
2020年 7
2019年 29
2018年 12
硝子体注射
(テノン嚢下注射含む)
2023年 150
2022年 161
2021年 203
2020年 145
2019年 176
2018年 166
網膜光凝固術
2023年 24
2022年 26
2021年 54
2020年 68
2019年 70
2018年 76
YAGレーザー
後発白内障手術
2023年 78
2022年 59
2021年 72
2020年 76
2019年 119
2018年 173

〒547-0027  大阪市平野区喜連1-1-11

日・祝
午前9:00-12:00 診察手術
午後15:30-18:00 手術

木曜午前は、手術および診察を行います。
休診日:水曜日午後、土曜日午後、日曜日、祝日

06-6701-1101